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2023/10/01 18:17

「UA.Designerを始めるにあたり、私、高見翔希が代表を務めることになりました。

そこで、自己紹介をさせていただきたく思います。運営に関する詳細を共有する前に、まずは私の背景についてお話させていただきます。

まず私は2019年から、ロシアのウラジオストクで観光業と輸入事業を自営業で営みました。
2020年にはウラジオストクの極東連邦大学で1年間留学し、ロシア語を学びました。しかし、ロシアによるウクライナ侵略が始まると、戦争に関するプロパガンダによって何を信じるべきかが分からなくなりました。
これにより、自分の事業に対する疑問が生まれ、ロシアでの事業を完全に停止しました。その後、ロシアとウクライナの情勢とは無関係な場所で、私のスキルを活かす新しい国を探しました。

ロシア語と輸入業の知識を活かしたいと思っていたところ、日本人にはビザが無料で提供される、しかしあまり知られていない国、アゼルバイジャンに興味を持つきっかけとなったのは、偶然訪れた本屋で見つけた一冊の本でした。
この発見をきっかけに、2021年の夏頃にアゼルバイジャンを訪れ、様々な業界の人々と交流する中で、アゼルニュースメディアにも取り上げられる機会がありました。(当時、私はインスタグラムではおよそ8000名のフォロワー様を抱えて、活動を行なっておりましたので、「なぜアゼルバイジャンに興味を持ったのか」というシンプルな質問に答えて欲しいと要請を受けました。)


アゼルバイジャンでの短期滞在中、アゼルバイジャン語の教材が日本にはほとんどないことから、言語が似ているとされるトルコ語を独学し、基本的な会話ができるようになりました。

その後、日本人が多く滞在しているとされる国、ジョージアに足を伸ばします。ロシア語と英語が話せたことも手伝い、さまざまなジョージア人、ロシア人、ウクライナ人と交流することができました。また、出会った日本人の中にはウェブ制作のプロフェッショナルが多く、彼らからウェブ制作やウェブマーケティングについて学ぶことができました。驚いたことに、ここでトレンドを牽引するラトビア人インフルエンサーにも遭遇しました。笑いを交えて交流した後、日本に帰国しました。

私は兵庫県の出身ですが、大学をきっかけに日本滞在中の滞在拠点は長崎ですでに5年が経ちます。
この時期に、長崎大学が約20名のウクライナ人を受け入れる話や通訳ボランティアの話がよく耳に入ってきました。
私は、自分にできることを貢献するべきだと考え、長崎にはロシア語を話せる人がほとんどいなかったため、これは私にしかできないことだと感じて通訳ボランティアに登録しました。
大学とも交流があり、語学関連のイベントにも自発的に参加。日本人学生がウクライナ人と友達になれるように交流を持つ機会の手助けをし、彼らが日本の文化をより理解し、日本語を学ぶ機会を提供するように活動を続けました。

その中で出会ったのが、アナスタシアさんでした。
彼女が話す内容の多くは、以前ジョージアで交流したウクライナ人たちから聞いたことと重なりました。
それもそのはずで彼女も私と同じ時期にジョージアに滞在していたからです。

彼女は、自分だけが日本に逃れてウクライナに残された人々に対して申し訳ない気持ちを抱えていると打ち明けました。

日本に滞在するウクライナ人の多くが精神科の治療を受けているという状況にあり、彼女たちの中には長崎の花火大会の音さえもミサイルの音に聞こえて震えが止まらない子もいます。

長崎で数多くのウクライナ人たちと交流し、話し合いを持ちながら、彼女たちと共にウクライナのために何ができるのかを熱く討議してきました。

そうして、今の状況が生まれました。
私たちの間で一つの結論に達しました。
ロシアの侵攻が助長されている要因の一つとして、ウクライナがこれまで世間に十分認知されていなかった点があるのではないかと考えました。
もちろん、これが根本的な理由であるわけではないかもしれません。
しかし、これは一因となり得るでしょう。

その中で、アナスタシアさんはTwitterやInstagramを通じて自分や自分の国を知ってもらう活動を始めました。

私は、幸い(?)にも事業を停止し、貯金での生活を送っていたため、助けが必要な時は何時でも声を掛けてほしいと伝えました。

その後彼女は、約4ヶ月前に私の元へ再び相談へ来ました。

「私は、日本の人たちがウクライナについて知っているのは戦争のことだけだと思っていた。でも、今はTwitterを通じて、ウクライナを知って好きだと言ってくれる人がいることに気付きました。でも、この状況を利用して伝統的でないウクライナ商品を販売している人もいます。私は、本当の伝統的なものを日本の人たちに紹介したいのです。協力してくれませんか?」

私は以前ロシア雑貨店ミーラチカでロシアのぬいぐるみ(チェブラーシカ)を販売する事業を運営していたことがあります。
このTwitterで、既に輸入している商品についてはロシアへの資金回りはないため、購入希望者は人道支援のために利用すると宣言しました。
集めた資金を基に、彼女たちの新たな文化普及活動資金としました。


ここまで長い文章になってしまいましたが、私は一度話し始めると止まらないタイプです...(Twitterの文字制限には向いていないかも)

基本的には、彼女たちの活動に対してアドバイスを提供し、技術的な支援を行っているだけです。
ただ、事業を開始する際のビザの問題で彼女たちを代表にするのは困難だったため、私が代表を務めることになりました。

UA.Designerの日本での活動関連する事項についてはほとんど私が全て責任を持って対応致します。
※一部、地域のお手伝いさんもいます。

ウクライナでの制作段階のやり取りはアナスタシアさんと現地ウクライナ人たちが担当しています。

自己紹介が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
以前のボランティア活動時から、自分を前に出すことに躊躇していました。
何か質問があれば、気軽にどうぞ。」



名前:高見翔希
出身:兵庫県(長崎在住)
趣味:ネイチャーアクアリウム・筋トレ・岩盤浴・ラーメン