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2023/10/16 16:01

ウクライナの古きロマンチックなプロポーズの伝統を知っていますか?
昔、今の祖父母の世代(およそ1970年代後半から1980年代初頭まで)では、プロポーズをする男性は自らの両親を伴い、女性の家を訪れて結婚の承諾を求めていました。

返答が「Yes」であれば、男性には伝統的な刺繍品「ルシニク」が手渡される一方、もし「No」であれば、ルシニクの上にカボチャを置いて渡されたのです。なんと、村で最も魅力的な女性の家には、多くのカボチャがあったと言われています。
※ルシニクは伝統的な刺繍柄を用いた手縫いのタオルのようなもので、さまざまな儀式で用いられる。各家庭が独自のものを先祖代々所持している。

それはさておき、現代のウクライナでは、「No」とされることはほとんどなくなりました。

現代には親の家を出て同棲するカップルも増えているからです。
それでも、結婚する際には、男性はルシニクを贈られ、結婚式に持っていく伝統は変わらないようです。
ちなみに、写真の足元に映る布、それがそのルシニクなんです。